こんにちは、ガジュゾウです。
今回は「うつ病となり、ついに入院へ(その6)」について書いていきます。
入院期間は1ヶ月半ほどでした。
この記事は目次の赤字部分についてになります。
目次
- 基本情報
- 急きょ、診察から入院へ(入院日)
- 何もしないという治療(1週目)
- 心理検査とスマホ充電器(2週目)
- 平日:リハビリと折り紙と時々散歩(3-4週目)
- 休日:外泊とその副作用(3-4週目)
- 退院を見据え、自宅療養から復職か?(5-6週目)
- 退院を見据え、リワークに通い復職か?(5-6週目)
- 気分は卒業式と入院費について(退院日)
- 振り返り(気づき)
退院を見据え、リワークから復職か?(5-6週目)
退院後は2-3週間、自宅療養をして復職をと考えていた。しかし、主治医より退院後のリワーク(復職支援プログラム)を勧められたのである。
リワークは「return to work」の略らしい。精神疾患により休職している人に対して復職支援のリハビリを行う施設のことである。リワーク施設は大きく分けると3つある。
詳しくは日本うつ病リワーク協会HPを参照下さい。
ここで、私が参加するリワークプログラムは1の医療リワークになる。
退院を目前にスケジュールが慌ただしく埋まっていった。
まずはリワーク見学
病院の敷地に併設されているため、病棟の看護師と一緒にそこへ行った。
玄関でのアルコール消毒に体温測定とコロナ対策はばっちりである。
たまたま見学に行ったときは何やら特別な日らしく、リワークの様子を見られなかった。少し残念であった。
担当者から説明があり、パンフレットも渡された。日中のデイケア(10:00~15:30)、残業体験できるナイト・ケア(16:00~20:00)があるらしい。ナイト・ケアは復職後も参加可能とのことであった。
デイケアでは午前の部と午後の部があり、曜日毎にプログラムがある。お昼休憩は1時間あり、希望すればお昼食も用意される。
例えば、こんな感じである。
入院で休息し、リワークで疑似出勤して心と体を徐々に慣らしていくとこのとであった。退院後、自宅療養すると、出不精な私は家に籠っていきなり復職して急激なストレスに晒されることが容易に想像できた。
入院と復職の間にリワークを挟むことで徐々に負荷をかけるリハビリとしていいのかもと感じた。そして、同時に復職の道のりは思っているより険しいのかもしれないと思った。
次にリワーク半日体験
見学の後、少し間をおいて半日体験をした。
その時はグループワークで10人程度が輪になり、体験者(私)も一緒に参加するという形だった。
自己紹介もそこそこにこのときは流れでSST(ソーシャルスキル トレーニング)が始まった。SSTの中でもロールプレイ(役割演技)を行った。
ある場面を想定し、リワーク担当者(心理士、看護師、社会福祉士など)とリワーク参加者が与えられた役割を演じて課題克服や改善点を見つけ、その場面に慣れることを目的とするらしい。
例を言うと、上司から言われた仕事を上手く断る、先輩や後輩に仕事を頼むなどである。実際に苦手なこと、やりたくないことをやるのでSSTをする当事者は困り、慌てる。
大変な場所(リワーク)に来てしまったなと少し不安を覚えた。
他にも自立支援医療(精神通院)の申請準備、入っていた医療保険の診断書申請、会社への報告、退院準備、週末の外泊と入院残り10日である意味怒涛の勢いである。
なぜだろうか、何か決まると次から次へとやることに追われるのは・・・
あまり好きではない、ゆったりとやりたいと思うのは私だけだろうか・・・
そして、ついに退院日を迎えるのである。
「うつ病となり、ついに入院へ(その7)」へ続きます。
入院前など、気になった方はこちらからお読みください。