こんにちは、ガジュゾウです。
うつ病で1.5ヶ月入院し、退院してすぐに医療リワークへ通いました。
リワーク期間は約4ヶ月間でした。
前回記事はこちらです。
今回は下記の赤字部分2ヶ月目(前半):生活リズム確立、病気の振り返りになります。
リワーク体験談の目次
- 基本情報
- 自立支援医療(精神通院)の申請
- リワークとは
- 1ヶ月目(前半):初日と生活リズム確立、病気の勉強
- 1ヶ月目(後半):生活リズム確立、病気の勉強
- 2ヶ月目(前半)(生活リズムの確立、病気の勉強、病気の振り返り)
- 2ヶ月目(後半)(生活リズムの確立、病気の勉強、病気の振り返り)
- 3ヶ月目(病気の勉強、再発防止シート作成、ナイトケア(残業体験)参加)
- 4ヶ月目(再発防止シート発表、復職調整)
- 最終日
この記事の目次
はじめに、
リワーク2ヶ月目前半はリワーク初期から中期への移行期となりました。
リワーク初期の生活リズム確立と病気の勉強は引き続き行います。
そして、リワーク中期での病気の振り返りをすること、得られた知識やグループワークから自分の課題や悩みを見つけ、克服することがメインとなります。
リワークプログラムの詳細はこちらから確認下さい。
リワーク中期への移行期
生活リズムの確立
平日、リワークに通う事で生活リズムはパターン化されていきます。
朝7時起き、日中はリワーク、17時に帰宅し、薬を飲み、23時には就寝しました。
自宅に籠らず、会社の人と合わないであろうリワークに通う事が自分の体にも気持ちにもとても好都合でした。
休日は相変わらず、外出するのに勇気がいりました。
できれば、家から出たくないとさえ思っていました。
まだリワークや家族以外の人に会う事が怖いと感じているのです。
また、規則正しい生活は徐々に脳をクリアにしてくれます。
前回の記事でも書いた「行動は気持ちの半歩先を行く」ということを体感していました。
動けば、気持ちも変わります。動かなければ、気持ちが晴れることもありません。
ダメもとで何かやってみよう、動けば何か変わるかも、という心持になれたことは大きな前進であったと感じます。
そこで、入院前や入院時の自分の状態がいかに異常であったかを今さらながら感じました。
何かに取りつかれた様な、もしくは何かに囚われていたような感覚、あれは本当に自分だったのか??
自分を客観的に観れる準備が整ったのかもしれません。
その頃から病気の振り返りに取りかかったように思います。
病気の振り返り作成
病気の振り返りとは勉強した知識を踏まえて、病気になった経緯を事実のみをベースに今の自分の考えは排除し、確認していきます。
下記のような横軸を作成し、時系列にその時の「状況→行動→身体面→精神面」を書いていくのです。
人によっては幼少期からであったり、学生時代から書いたりします。
そして、病気の本質を見つけ、根本から課題や目標をあぶり出していくのです。
私は就職してからを病気の振り返りとして書いていきました。
この作業がとても精神的な労力を要します。
嫌な記憶、考えたくない記憶を掘り起こしながら事実のみに焦点をあてるからです。
ある程度まとまった段階で、心理士さんと面談を行い、方向性ずれていれば軌道修正してくれました。
だからこそ、個人でこの病気の振り返りをすることはおすすめしません。
というか、やってはいけないのです。
また、ある程度精神的に安定していることが必要です。
医療者のサポートと周りに仲間がいることで、振り返りによって自分の心が潰れてしまうことを防ぐのです。
病気の勉強
うつ病には薬物療法と並行して精神療法を行う事でより効果的に治療することができると考えられています。
精神療法とは何があるのか・・・
その他にも森田療法や内観療法、瞑想法、アサーションなど様々あります。
リワークでは心理士さんと面談を繰り返しながら適性をみて自分に合っている精神療法が勧められているようでした。
また、どれか1つの精神療法しかやないということなく、リワークではマイドフルネス瞑想(ヨガ)、自律訓練法であたりと様々な学びと実践を行います。
その中で、1人1人が自分に合った対処方法や改善方法を見つけていくのです。
上の病気の振り返りは認知行動療法のコラム法になるのでしょうか??
読んだ本で参考にしたのはこちらです。
対人関係療法はこちら↓
読み易く、するすると読めました。また、こちらはうつ病に特化した本ですが、気分変調障害や双極性障害についてもそれぞれ本が出ています。
認知行動療法はこちら↓
深掘りではなく、一通りの知識を得るための本といった感じです。
イラストも多く、わかりやすいです。
2ヶ月(前半):通院
2週間に1度の通院ではありましたが、医療リワークに通っているため、ついでに診察に行くような感覚でした。
診察では飽くまで現状の状態確認と薬の調整がメインでした。
治療の部分はリワークが担っているのです。
だからこそ、この通院だけでは症状の改善にかなり時間がかかるのではないか?と問題提起させてもらいます。
本で改善事例を読むだびに、自分1人では絶対できないと感じます。
自発的に動くことが難しい人(私)ほどリワークという場は必要だと改めて思います。
また、朝、人目が異常に気になると言うのは徐々になくなっていました。
仕事の人に会うと言うのはもちろん嫌でしたが、それは休職しているというばつの悪さからだったと思います。
服用しているミルタザピンも3錠から2錠へと減少し、状態は安定していました。
順調ですが、今現在もミルタザピンは2錠のままなので断薬までの道のりは遠そうです。
2ヶ月(前半):会社とのやりとり
退院後は基本的に月に1回のペースで、人事と面談をしていました。
会社ではなく、社外の人気のないカフェなどで話していました。
(ありがたかったです。)
こちらからは復帰の見通しについてリワークのプログラムに沿って話し、自分は今どの段階なのかを上に書いたように簡単に伝えました。
人事からは以下の話がありました。
1.傷病手当の振り込み時期が1ヶ月ずれるかもしれないこと。
例えば、4/16-5/15分が5月分の給与となり、年休消化ですべて賄えたとし、
5/16-6/15分の6月分の給与から傷病手当(通常給与の2/3)となるとする。
6/16以降に医師から所定の診断書を書いてもらい会社に提出する。
診察日との兼ね合いもあり、最短で手当を受け取ることがなかなかむずかしいらしい。
ということで、6月分の傷病手当が7月支給となってしまう。
以降は1ヶ月毎に診断書の提出をして、同じ作業の繰り返しである。
上手く診察日を調整すれば、支給日がずれないかもしれない。
でも、約30万円のマイナスって心臓に悪いですよね。
数か月単位でみれば、傷病手当も入るのでそこまでのマイナスではないことはわかってはいるんです。
わかっちゃいるけど・・・ねぇ。
2.会社としては復帰部署は変えない方向がいいんじゃないか?と思っていること。
理由は復帰後に新しい職場の新しい仕事に慣れることと新しい人間関係に慣れるという2つの負荷はしんどいのではないか?
それならば、復帰は慣れた仕事で仕事量に制限を設ける方が復帰しやすいでは?という意見でした。
概ねこの意見に私は同意しました。
注意:病気の原因が職場の人間関係などであれば、話は別である!!
2ヶ月目後半にはリワーク職員と会社間での面談予定が入りました。
詳しくは次回の記事で書いていきます。
おわりに、
今回はリワーク体験談の2ヶ月目(前半)となりました。
リワークの日誌を見ながら書いていると、いろいろなことをやっていたのだなぁという感じです。
しかし、バタバタと慌ただしいわけではなく、リワークに行くことが日常になっていったのです。
慣れって怖いですね。
いや、逆に順応性があるという事にしておきます(笑)
今日の独り言・・・・
「認知を変えて、もっと気楽に行こう、ヨシ(指さし呼称)!!」
過去の入院前や入院についての記事は下にリンクがあります。
これはあくまで私の事例なので、参考程度に受け取って下さい。
みなさんの生活に少しでも役立てば幸いです。
次回はリワーク2ヶ月目後半について書いていきます。