こんにちは、ガジュゾウです。
前回は、
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
について書きました。
今回は、
職場の人間関係に悩む、すべての人へ 天才を殺す凡人
を読んでみたので、頭の整理もかねて書いていきます。
今回もストーリー形式で楽しみながら頭のモヤモヤを解決します!!
職場の人間関係に悩む、すべての人へ 天才を殺す凡人
著者:北野唯我
この本の目次
1 才能ってなんだろう
(アンナは終わった?/ハチ公、語り出す/凡人が天才を殺す理由 ほか)
2 相反する才能
(世界の崩壊を防ぐ人たち/「最強の実行者」を巻き込む方法/異なる主語を持つ人たち ほか)
3 武器を選び、戦え
(天才のダークサイド/共感の神=根回しおじさん/才能を「信じる力」 ほか)
巻末 ブログに寄せられた感想、ブログ内容
タイトルがキラーワードですよね(天才を殺す凡人)。
何となく展開は読めると思いますが、
作り込みがすごく深かく、内容についても考えさせられました。
転職の思考法よりかはやや劣りましたが、物語も十分に面白かったです。
これは後半の物語がやや駆け足気味だったためと思います。
それは転職の思考法とは異なり、新たな試み(ブログの感想)が巻末にあるためでしょう。
あらすじ
この世界は天才と秀才と凡人でできている。
カリスマ社長アンナ(天才)は終わったのか・・・
現在は、外資出身の神咲CFO(秀才)により実力主義で厳密に数字で評価されるようになった。
主人公の青野(凡人)はこの天才に魅了され、最初に付いていった1人。
今では社長のイソギンチャクと呼ばれている。
ある日、ハチ公の銅像がいなくなり、青野の家にしゃべる銅像がやってきた。
そこで、才能との向き合い方を教えてくれることになり・・・
以下、心のノートにメモしました。
天才と秀才、凡人の軸の違いについて
天才:
創造的な考えや着眼点を持ち、人々が思いつかないプロセスで物事を進める人。
秀才:
論理的に物事を考え、システムや数字、秩序を大切にし、堅実に物事を進める人。
凡人:
感情やその場の空気を敏感に読み取り、相手の反応を予測しながら動ける人。
大企業でイノベーションが起こらない理由
組織には天才(創造性)が率いる時代があり、その時代が終われば、秀才(論理性≒再現性)が率いる時代が来る。
そして、それは凡人(共感性)が天才を管理することを意味する。
(凡人は天才を殺すナイフを持っている・・・それは「多数決」である。)
大企業は多くの凡人によって支えられている。
天才(創造性)には再現性が伴わない、故に天才はいずれ来る失敗により、今まで持ち上げてきた凡人から大きな反発(多数決)を食らう。
大企業は失敗できない、多くの凡人(共感性)の判断により天才は殺され、再現性が優先される。
これでは新たなイノベーションは起こりようがない。
天才、秀才、凡人を繋ぐ・・・アンバサダーとは?
上の図より、
スーパーエリート:
天才と秀才の橋渡し。クリエイティブでロジックも強い。一代で大企業を築き上げるような存在。
病める天才:
天才と凡人の橋渡し。創造性と共感性を併せ持つ。クリエイティブ+世の中の反応まで直感的にわかり、サービスの拡大を速める存在。
最強の実行者:
秀才と凡人の橋渡し。再現性と共感性を併せ持つ。部署の「エース」がこれに当てはまる。
共感の神:
共感性が強く、誰が天才が見極めることができる人。人間関係の天才であり、天才をサポートできる存在。俗に言う根回しおじさん。
あなたはどれに当てはまるでしょうか?
そして、周りの人はどうでしょうか?
気になった方へ是非読んでみて下さい。
最後に、
この物語はあなた自身の内面でも起こっている。
あなたの中の凡人(共感性)はあなたの中の天才(創造性)を殺していませんか?
自分自身の武器(特性)を理解し、才能のストッパーを外すことこそがこの本の最も言いたいことだったのではないかと思いました。
みなさんの人生が少しでも豊かになりますように。
では、また次回もよろしくお願いします。