こんにちは、ガジュゾウです。
気になっていた本を読んでみたので、頭の整理もかねて書いていきます。
帯にはこうありました。
知っていると仕事が変わる!
- 人間は合理的に行動しない!
- 意思決定を左右するヒューリスティックとバイアス
- 「正確な評価」ができないワケとは
- マネジメントに活かせる「ナッジ」の威力
行動経済学は「経済学で考えられた理論」+「実際の行動」から生まれた新しい分野である。
マーケティングの第一人者であるフィリップ・コトラーはこう言った。
サクッとわかるビジネス教養 行動経済学
監修者:阿部 誠 (東京大学教授)
この本の目次
第1章 基礎から学ぶ!知って得する行動経済学の考え方
第2章 人間らしい心の動きーヒューリスティック
第3章 意思決定の仕組みープロスペクト理論
第5章 行動経済学の目玉!ナッジ理論
第6章 ビジネスで役立つ!行動経済学の応用法
タイトル通りでイラストも多く、サクッと読めました。
行動経済学っていったい何だろう?と思っている方も実際の事例が多数あり、イメージもしやすいです。
ここでは行動経済学のノーベル賞受賞者であるダニエル・カーネマン(プロスペクト理論)、リチャード・セイラー(ナッジ理論)を復習もかねて説明してみます。
ダニエル・カーネマン
(プロスペクト理論)
プロスペクト理論とは投資のように選択に損得や確立が関係する不確実な状況において人間がどのようなプロセスを経て意思決定をするのかを説明する理論である。
うーん、分かりずらい・・・できるだけ簡単に説明してみます。
これが、「プロスペクト理論」だそうです。
普段当たり前のようにお金の使い方を無意識に決めています。
このような理論で決めていいるとは大変勉強になりました。
リチャード・セイラー
(ナッジ理論)
ナッジとは
「ヒジで小突くように、自発的に望ましい行動を選択するように促す」
ことです。
ナッジを使えば、相手に強制することなく、望ましい行動を取らせることができます。
何か普段の生活でも仕事でも使えそうな匂いがしてきましたね。
ここではナッジについて2つ紹介します。
デフォルトとフレーミング効果です。
①デフォルト
あらかじめ選ばせたい選択肢を初期設定とすることをデフォルトといいます。
例えば、WEBサイトの会員登録で「メルマガ受信」にチェック済みであったり、
携帯会社のプラン選択時に勝手にオプションが付いていたりすることがあります。
人間は情報が多いと考えるのをやめ、元々の設定のものを選んでしまいやすいのです。
うーん、たまに選択肢を解除し忘れてたメルマガを未だに受診しています・・・
携帯のオプションは言われるがままに決定してしまっていますね・・・
途中から面倒で考えるのをやめました(笑)
その通りになっていますねー
②フレーミング効果
期限に遅れがちな部下が、フレーミング効果で締め切りを守るようになる!?
部下に仕事を頼む時「一ヶ月後に提出していください」というと、現在バイアスがかかり先延ばしされてしまいます。
期限を過ぎて提出することもしばしば・・・
(思い当たる節が・・・ありますね・・・)
そんな時、「1ヶ月」の期限を「4週間」と言い換えることで単位が小さくなり期限がより近く感じます。
また、1週間ごとに計4回の提出を求めることで現在バイアスがかかり、目先のタスクとして考え、先延ばしを防ぐことができます!!
行動経済学はビジネスでも使えることがいっぱいありますね。
言葉は知らなくても、自然と部下をコントロールするために使用している人もいるのではないでしょうか?
その他にも「保有効果」、「カクテルパーティー効果」、「同調効果」、「社会的選好」などあります。
気になる方は是非読んでみてはいかがでしょうか?
ということで、本を読んでインプットしたことをアウトプットすることで、知識として定着させようというこの試み・・・人間、日々成長です!!
みなさんの人生が少しでも豊かになりますように。
では、また次回もよろしくお願いします。