こんにちは、ガジュゾウです。
みなさんはお金のこと(収入、出費、貯蓄、資産形成など)について考えていますか?
過去の自分と妻・子供へのメッセージとしてつらつらと書いていきます。
私はとりあえず自分の知識やネット情報、本からわかる範囲で漠然とした「不安」が少しでも減らないかと試行錯誤しています。例えば、以下です。
- 会社の一般財形貯蓄
- 個人年金(10年確定年金)
- 学資保険
- 子供用学費口座の開設
- 生命保険の見直し
- お金の知識をアップデート前編 後篇
- 企業型確定拠出年金(DC)
- 確定給付企業年金(DB)
- つみたてNISA
- ポイント活用
過去記事では1,2独身時代の考え、3~5子供のお金について書きました。
今回は6お金の知識をアップデートしたこと後篇について書いていきます。
前編はこちらです。
この記事の目次
- はじめに、
- 最新版 つみたてNISAはこの9本から選びなさい 著者:中野晴啓
- お金は寝かせて増やしなさい 著者:水瀬ケンイチ
- 父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え 著者:ジェイエル・コリンズ
- 最後に、
はじめに、
前編ではお金の本(お金の大学・資産形成1年生)の紹介をしながら、自分の考えを書いていきました。
今を楽しみながらも、資産形成も同時に行い、未来も明るくしたいというのが私の考えです。
そのために、資産形成の知識をつけ、大きな枠組みをつくります。
さらに心配性な私はリスクを分散しまくります。
あとはほぼほったらかしで今を楽しみます。
いうなれば、「ゆる資産形成」!!
そこで、後篇では投資初心者である私が読んだ投資本について書いていきます。
最新版 つみたてNISAはこの9本から選びなさい 著者:中野晴啓
この本の目次
第1章 どうしたら「お金に困らない人生」を手に入れられるのか
(若い世代でも、投資を始める人が増えている!/日本人の平均寿命は男女ともに80歳以上、老後資金をどうするか? ほか)
第2章 おトクな制度の中で「つみたてNISA」が最強の理由
(まず2014年に「一般NISA」が始まった/「一般NISA」と「つみたてNISA」はどちらかを選択 ほか)
第3章 つみたてNISAを始める前に知っておきたい「投資信託」の「裏知識」
(つみたてNISAを始める前に「投資信託」のしくみを理解しよう/「販売金融機関」とは、投資信託を販売している証券会社や銀行のこと ほか)
第4章 誰も教えてくれなかった!本当にいい投資信託を選ぶ時に大事なこと
(買いたいものを決めてから、どこで購入するかを決める/投資先は「国際分散」を選ぶ ほか)
第5章 投資信託、つみたてNISAについて本当に知りたいこと
(株、FX、仮想通貨などと同じように、投資信託も難しそうで、怪しそうな気がしてしまいます。どのように考えたらいいですか?/お得な制度がいろいろあるようで、何を選べばいいのか分かりません。 ほか)
この本を選んだ経緯
投資信託をやるならまずは非課税口座で優遇されているつみたてNISAをやろうと考えていました。
また、長期で積み立てれない一般NISAは眼中にありませんでした。
投資の基本は、
長期(時間)・積立(お金)・分散(国際)・低コスト(投資信託)であり、つみたてNISAに特化した投資本ならもうこれしかないでしょう。
という訳です!!
Table NISAの違い
(2021年時点、一般NISAは新NISAへ延命、詳しくわ本書へGO)
データに裏付けされた内容はとにかく面白くて読みやすいです。
あっという間に読み終えました。
ここで私が得られた知識としては以下でした。
この本でしか得られない知識は投資信託の選定基準、選定基準から選んだつみたてNISA9本の紹介になります。
正直、選定基準から選んだつみたてNISA9本が知りたくてこの本を購入しました。
しかし、読み始めると選んだ結果はおまけみたいなもので、
選んだ過程(どのような考えでこの9本へ絞ったのか)が大事であると感じました。
ここまで来ると選定基準すらおまけになります。
この一冊から中野晴啓さんの考え方を体験し、自分ならば何をどう選ぶのか?を考えることができるようになります。
初めにこの本を読んで正解だったと思います。
お金は寝かせて増やしなさい 著者:水瀬ケンイチ
この本の目次
プロローグ 私がたどり着いた「寝かせてお金を増やす方法」
第1章 金融のど素人でもプロと互角以上に戦える「インデックス投資」
第2章 寝かせて増やすインデックス投資の実践法
第3章 おすすめの金融機関&口座開設の手順と気になるNISAとiDeCo
第4章 始めるのはカンタンだけど続けるのは意外と難しい
第5章 涙と苦労のインデックス投資家15年実践記
第6章 貴重情報!インデックス投資の終わらせ方
この本を選んだ経緯
つみたてNISAのファンドを決めたら後は、ひたすら積み立てるのみ!!
まだひたすら積み立てるには心もとない知識・・・
えっと、出口戦略はどうするの?
ということで、
インデックス投資の入り口から出口戦略までこちら1冊で解決できます。
さらに、著者の15年間におよぶ投資実践記も読めてしまう!!
体験談に勝る心強さはありませんよね。
(日本人が伝える長期間の体験談は貴重です)
投資本を何冊も読んでいくと被る部分も多くて繰り返し読んだ分、頭に残ります。
印象に残っているのは第2章の生活防衛資金と自分のリスク許容度についてです。
まず、生活防衛資金についてです。
「世の中で何が起きようが、会社が倒産しようが、クビになろうが、絶対に自分と家族の生活を守るという一点をベースにして、投資戦略を考えるべきなのです」
引用:お金は寝かせて増やしなさい
著者は生活防衛資金を生活費の2年分を目安にと言っていました。
これは震災などの災害を見越しての数字です。
他の本を読むと3~6ヶヶ月、多くとも1年分というのをよくみかけます。
この本はより堅実な読者(投資初心者)に寄り添った考え方だと感じました。
また、生活防衛資金を貯めながら、少額投資(1000円)からでも始めることに意味があります。
今や投資額の増減なんてスマホでクリックするだけですからね。
次は自分のリスク許容度についてです。
リスク許容度とは資産運用で発生する1年間の損失をいくらまで許容できるかを指します。
投資を始めたはいいが不況による資産損失に耐えられず、投資をやめてしまうのは最も避けたいルートだと思います。
年間貯蓄額までの損失なら1年でカバーできるから大丈夫か?
夜に安心して眠れる資産構成になっているか?
おそらくですが、少額で投資を始めることが一番の判断基準になりそうです。
自分のリスク許容度についても考えてみましょう!!
という具合に第2章のものの数ページでこの情報量です。
その他にも複利の凄さについての説明もあります。
15年に及ぶ投資記録と各時代のトピック(リーマンショック、黒田バズーカなど)の紹介から、水瀬ケンイチさんの投資を追体験できます。
最後に出口戦略(リアロケーション、定額取り崩し(4%ルール)など)についても参考になりました。
なにより、投資の心構えを自分の腹に落とすことができました。
この作者の考えを深めるならこちらの本もおすすめです。
ベストセラー『ほったらかし投資術』が7年ぶりの全面改訂されました。
父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え 著者:ジェイエル・コリンズ
この本の目次
(借入金は、負ってはいけない重荷/「会社に縛られないお金」が必要な理由ほか)
2 資産形成の最強ツールをどうコントロールするか
(大暴落がやってくるー有名な経済学者でも助けられない/市場はいつも上昇する ほか)
3 なぜ、ほかの投資はよくないのか
(ジャック・ボーグルとインデックスファンドに対するバッシング/株式銘柄をうまく選択できない理由 ほか)
4 たどり着いたあと、何をするか
(引き出す比率ー結局、いくら使えるか/大富豪のように寄付をする)
この本を選んだ経緯
つみたてNISAに特化した本は読んだ。
日本人投資家の考えや体験も読んだ。
お次は海外投資家の考えを知りたい!!といのが、物の流れでしょう。
と言う訳で、娘に伝えるくらいわかりやすく書かれたこの本を読みました。
読んだ本の中で一番分厚かったですが、そこまで苦にせず読むことができました。
それは他の投資本を先に読んでいたからでしょう。
ある程度の専門用語や考え方がある状態で良かったと思いました。
また、気になった点としてドルコスト平均法を好まない理由の記述があることです。
どの投資本にもドルコスト平均法の利点は書かれていますが、否定的な意見はあまり見受けられません。
みなさんも気になりますよね。
是非、一読下さい。
また、同じ系統の本は2点読みかできれば、3点読みすることが大事だと感じました。
多角的に異なる意見や似ているけど少し違う意見などを読むことで自分の考えに奥行きができます。
これにより、考え方に柔軟性がつき、自分で考えて判断できるようになります。
この筆者の考え方としてはざっくり簡単に言うと「厚切りジェイソンさん」の考え方です。
以上!!
最後に、
投資を始めたい知り合いが悩んでいれば、迷わずこの3冊をおすすめします。
何か新しい事を始めることに使うエネルギーってものすごく高いですよね!
でも少しでも動き出せさえすれば、案外そこからのエネルギーってそこまで必要なかったりします。
私がつみたてNISAを始めるにあたって行った手順と今後の考えは以下です。
- マイナンバーカードの作成(証券口座開設に必要で申請から1ヶ月はかかる)
- 家計の整理(支出の把握)を行う。
- つみたてNISAのファンド選定ために本を読み、自分で考える。
- つみたてNISAで買うファンドを1つに決める。
- 決めたファンドが買えるネット証券口座を開設する。
- 口座開設後、購入手続き(毎月一回を自動引落)を行う。
- ひたすらほったらかす(今ここ)。
- 7と同時に生活防衛資金も貯めていく(今ここ)。
- 少額投資で自分のリスク許容度を見極める。
- 可能な限り積立額を上げていく。そして、7に戻る。
- つみたてNISA枠を超えた場合は、イデコ又は通常の投資信託で買い増す。そして、7に戻る。
- 出口戦略(リアロケーションと定率取り崩し、死ぬまで投資を続けて妻と娘に引き継ぐ)
お金の知識を増やすために本は引き続き、読んでいこうと思います。
ためになった本があれば、また紹介していきます。
少しでもみなさんの人生が豊かになれば幸いです。
また次回もよろしくお願いします。